| 一概に有機栽培といわれても、なかなかわかりにくいところがあります。そこで、豊年有機本舗としては、まず有機栽培とはなにかを、なるべくわかりやすくし、皆様に理解をしていただき有機栽培の商品を購入される場合の参考としていただければと思います。
有機栽培を一言でいうと、農薬や化学的に合成された肥料(化学肥料)を使わずに、三年以上完熟した堆肥などで土作りを行った農地で農産物を栽培することを言います。又農林水産省の登録認定機関の検査を受けて認定された農地での農産物が有機JASマークを貼付でき、これが有機栽培商品と呼べるものです。そのため、有機栽培商品には、必ず有機JASマークが貼付されていますので、そのマークを目印に購入すれば間違いがありません。また、有機JASマークが付いていなくて、有機栽培と表示をすると、指導、改善命令、罰則などの規定あります。これが、「改正JAS法」と言う法律で、平成13年4月から導入、完全施行されています。
ただ有機栽培をしようとしてもその農地の周りの環境が左右する場合などがあります。その農地だけでなく、その農地の周辺の条件を検査しないと、有機栽培としての認定を受けることができません。たとえば、農薬などを使っていない畑があっても、隣接したところに、ゴルフ場があって、除草剤や農薬散布をしていれば、雨などによりその農薬等がその畑にしみ込んでくることが考えられればその農地で栽培されたものは有機栽培の認定を受けることができませんし、又有機栽培の表示をできません。(ただし、無農薬栽培という表示はできます。)そういう意味でも有機栽培の農地は、かなり限定されてくる訳です。
そこで、有機栽培を行える条件をまとめてみますと下記のようになります。
1) 隣接した地区で航空防除等を行っていない、又その農地に農薬や化学肥料等の混入したり飛んでこないこと。
2)風の向きや高低差にもよりますが、隣接する地区と農地との緩衝地帯の幅はが十分にあること。(確定は出来ませんが、10mくらいある方が良いと思われます)
3)用水と排水の分離が確実に行なわれていること。
4)使用している資材が有機栽培に適したものであること、又、その保管状況が適切にされていること。(有機栽培関連資材の保管が他の資材と独立して行なわれているか)
5)使用する種苗が有機のものから採れていること。(必須条件ではありませんが)
6)使用する資材の購入先・使用実態が、確実に把握管理されていること。
7)収穫された農産物の輸送・選別・調整・洗浄・貯蔵・包装等において、作業・管理に支障の無い構造及び広さがあり、且つ、一般的な栽培方法で収穫した農産物と混入防止がとられていること。
(独立した場所があるある程度必要です。)
8)生産された有機栽培農産物の収穫量と出荷量・ロス量の管理記録が行なわれていること。
9)農薬や化学肥料の混入防止等の確認・検査を行なえる組織(責任者)があること。
等々が主な条件となります。
結局、きびしい条件のある有機栽培に適した農地は、山の頂上部分や隣接地に何もない隔離された所が最適な場所になってきます。但、日本国内においてその様な農地に限定すると、一握りにも満たなくなっていますので、今後、村全域・町全域での取り組みが課題になってくるでしょう。
これでわかるように一概に有機栽培といってもいろんな制約があり、その農地で栽培されている生産者のご苦労は、はかり知れないものがあります。除草ひとつをとってみても、除草剤などの農薬をつかえないためいわいる草むしり作業(手作業)で草取りをされています。豊年有機本舗のお茶を栽培していただいている生産者の方にお話をお聞きすると、草取りの苦労話が一番に出でてきます。(→生産者の声)
しかし、生産者の方は、こんなご苦労をしながらでも、口に入るものだから、農薬のかかっていない有機栽培の農産物を提供したいという気持ちで毎日仕事に従事していらっしゃいます。
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